飾るだけで幸せなるってみんなが言う!!!!まりな画『母性原型としての宇宙 生成の神話に宿る静謐』(OC11-05-04)

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サイズ72センチ 53センチ
P20

『母性原型としての宇宙 生成の神話に宿る静謐』


本作は、視覚芸術における母性表象を、単なる情緒的再現にとどめることなく、形而上学的次元における「生成原理」として再構築した作品です。
中央に浮かび上がる女性像は、身体性を超えて、人類の集合的無意識に刻印されたアルケー=始源の存在としての「母」を具現化しています。
その眼差しは、観者を見つめると同時に、観者の深層を反射する内的視線(inner gaze)として作用し、絵画と観る者の間に多層的な対話構造を生み出します。
胸元の円環的な象徴は、単なる母性の物理的なメタファーを超えて、生・死・再生という宇宙的リズムの可視化であり、生命を孕む器=コスモスとしての母体を表しています。



この作品はまた東洋的な風水・陰陽五行思想と共鳴しながら、エネルギーアートとしての役割も担っています。
赤は陽の火=生命の核、青は水=感情と無意識、黄色は土=生育と安定を意味し、それらが有機的に渦動することで、場に「再統合された氣の流れ」をもたらします。
白い鳥は、霊的次元の導き手=サイコポンプ(Psychopomp)として配置されており、魂の遷移・守護・浄化の象徴として極めて縁起の良い存在です。
この作品を空間に迎えることは、創造・守護・拡張のエネルギーを内包した“母なる運気”を取り込むことに等しく、家庭や場の「根源からの再生」を促す象徴装置となります。


「グレート・マザー」概念を受け継ぎつつも、そこにドゥルーズ=ガタリ的生成論、あるいはジャン=リュック・ナンシーの存在の分有的視座を導入しています。
つまり、本作に描かれる母とは、単一のアイデンティティではなく、他者性を孕んだ存在の裂け目に咲く関係性の場であり、観る者自身がその関係のなかに巻き込まれることによって、意味の生成に参与する構造を持ちます。
色彩と筆致の即興性においては、身体性の痕跡としての描線が、「行為としての絵画」を確立し、言語以前の記憶に作用します。
それは、アートを「鑑賞」ではなく「交信」として捉える、新たな視覚の哲学への問いでもあります。

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