まりな画『Red Door, Brooklyn 都市が纏う記憶のノイズ』(NO11-08-01)

27,500円(税込)

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F6キャンバス
410×318mm

この作品の中心に立ち上がる赤の扉は、
都市に潜む「強度」そのもの。

都市とは「無数の線が交差し、ある瞬間に裂け目として開く場所」であり、
その裂け目にこそ「新しい生成」が宿ります。
この赤は、まさにニューヨーク—特にブルックリン—が持つ
「生成の現場」としてのエネルギー。
怒りでも愛でもない、もっと根源的な「動き出す衝動」。
周囲を囲む黒い線は工場跡地の鉄骨のように、都市の構造の名残を思わせます。

破壊と再生が繰り返されるブルックリンの歴史が
静かにしかし鋭く刻み込まれているのでした。

白い荒れたテクスチャは、
冬のブルックリンの空気、
剥離した壁、
あるいは都市が纏う記憶のノイズ

それは清潔でも浄化でもなく、
「ここを通り抜けた者たちの痕跡」を吸い込んだ白。

その白の裂け目に差し込む青は、
イーストリバーの光、
別の世界へ通じる細い希望の線として震えている。

扉は開いているのか、閉ざされているのか。
それを決めるのは観る者自身であり、
扉そのものが問いになっている。

「主体が世界に向かって生成変化していく場」
としての扉です。
Red Door, Brooklyn は、
都市の奥に潜む“生の強度”を可視化し、
鑑賞者にこう問いかけます。
—あなたの中の扉は、どこへ通じているの?



私の絵を飾ると「不思議なことが起きる」と言われます。
それはとても幸せなこと。
どうかあなたも、その静かな奇跡をぜひ経験してみてください。


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