トングーさんの思い出

トングーさんといえば、長いお客様は覚えているかもしれません。

初期のしのぶ先生を手伝ってくれていた美人人妻です。

見た目はとにかく可愛く、その辺のアイドルに負けていません。

そしてスタイル抜群。

だけど迫力など全くなく、おっとりとした奥さんです。

元々、子供が通っていた幼稚園で知り合ったいわゆるママ友なのですが、

子供同士はクラスが別です。

しかし共通のママ友を通して知り合ったのですが、

なぜだかわからないのですが、私にリスペクトしてくれたのです。

最初意味がわかりませんでした。

こんな可愛くて世の中の甘いも酸いも知らないような奥様になぜ好かれるのかが。

あるとき。

幼稚園でたこあげ大会がありました。

毎年恒例の行事なのですが、たこあげ大会では、保護者と子供が一緒に作った手作りのたこを近所の公園であげる。

またその自作のたこは幼稚園の広い部屋で展示され、親子でその展示を楽しむというイベントが行われていました。

私ももちろん子供と一緒にたこを作りました。

たこは思い思いのデザインを施して構いません。

そこで私はたこに大きく

「開運」
「貧乏人は麦を食え」

とかきました。しかも色は蛍光ピンクです。

担任の先生や一部の保護者の皆さんは私のたこを見て嫌な顔をしたり、見て見ぬふりをしていました。

別にそんなことを気にしません。

意気揚々とたこの展示イベントへ子供と一緒に行きました。

すると私の3メートルほど前にトングーさん親子がたこを見て回っていたのです。

声をかけず少し後ろの方からトングーさんを見てました。

そのとき。

トングーさん親子の目の前に私のたこ「開運」「貧乏人は麦を食え」が!!

そのたこを見てトングーさんのお子さんが

「ママ、これなんて書いているの?」
「ん。かいうん と びんぼうにんはむぎをくえ よ」
「ママ、それはどういう意味?」
「ありがたいお言葉よ。しのぶ先生のありがたいお言葉が書かれているの」

これを聞いたとき、ガチでトングーさんは私に憧れているんだと気がつきました!!

それから少し経ってトングーさんが

「しのぶ先生のもとで働かせてください。時給は入りません。お菓子のカスを拾う仕事で構いません」

と懇願してきたのです。


そういった経緯もあり、トングーさんは私たちのもとで働くことになったのですが、

あるときトングーさんが

「今度、みうらじゅんさんのサイン会に行くんです」と。

びっくりでした。

やはりそういう趣味だったんだと!!

そりゃ私に憧れるのも当然だと。

「みうらじゅんさん好きなんだ!私2回くらい飲んだことあるよ。新宿のイギーポップが流れるバーで。しかも私は
みうらさんと同じ雑誌にコラムを連載していたの」

と伝えました。

ますます持ってトングーさんに憧れられました。
 

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